メタプラネット、ビットコイン戦略を評価「BTCイールド」導入

ビットコイン(BTC) 仮想通貨
暗号資産ジャーナリスト
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日本の投資会社であるメタプラネットは25日、同社のビットコイン(BTC)投資戦略の成果を評価する主要経営指標(KPI)「BTCイールド」を導入した。

このKPI導入は、株式資本を使用してビットコインを取得するアプローチがどのように株主価値を増大させているかを投資家に理解してもらうことが狙いとしてある。

1000BTC以上を保有

同社は、2024年4月からこれまでに複数回ビットコインを購入してきており、執筆時点で1018.17BTCを保有する企業となっている。

この背景には、暗号資産(仮想通貨)を「戦略的財務準備資産」としてポートフォリオ組み込むことで、円安や長期マイナス金利など日本の経済危機へ対応することが狙いとしてある。

また、社債や新株予約権の発行による資金調達も進めてきており、最大100億円の資金調達および85億円分をビットコイン購入に割り当てる計画も発表している。

先日には、第11回新株予約権の行使結果を公開し、総額100億円の資金調達に成功したことを発表した。

関連:メタプラネット、100億円の調達完了|ビットコイン投資を強化

マイクロストラテジーが導入

今回導入された「BTCイールド」は、米マイクロストラテジーが考案および導入した指標だ。マイクロストラテジーは、世界で最もビットコインを保有する企業(25万BTC以上を保有)となっている。

ビットコイン保有総額と完全希薄化発行済株式数の比率が、期間ごとにどのように変化したかを測定する指標となっている。

株式資本を活用したビットコイン取得が、株主価値にどのように貢献しているかを投資家に示すことができる。

同社のBTCイールドの数値は、2024年第3四半期では+41.7%、2024年第4四半期では+116.4%を記録しているという。

また、同社の株価においても、年初から600%以上の上昇を見せている。

同社は今後も、この指標を定期的に開示しながら、ビットコイン投資戦略に関する情報共有をしていく考えだ。

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