メタマスク、トークン請求用ドメイン登録|エアドロップ間近か

暗号資産(仮想通貨)ウォレット大手メタマスクは27日、トークン請求用の新ドメイン「claim.metamask.io」を登録したことが明らかになった。
この動きは、以前から憶測が飛び交っていた独自のMASKトークンによるエアドロップが近いことを示唆するものとして、市場の注目を集めている。
登録されたドメインは現在、パスワードで保護されたログインページとなっており、その構造はメタマスクの公式エコシステムと一致することが専門家によって確認されている。
メタマスク開発企業コンセンシスのジョー・ルービンCEOは以前、メタマスクのトークン発行について「予想より早く実現する」と発言しており、今回のドメイン登録は同社の分散化に向けた具体的な一歩と見られている。
報酬プログラムとセキュリティ強化の背景
今回の動きは、メタマスクが2025年10月初旬に発表した3,000万ドル規模の報酬イニシアチブMetaMask Rewardsと時期を同じくする。
このプログラムでは、コンセンシスが開発するイーサリアム(ETH)のレイヤー2ネットワークLinea上でのトークンスワップやブリッジといった活動に応じて、ユーザーがポイントを獲得できる。
このドメイン登録の主な動機の一つには、仮想通貨業界で後を絶たないセキュリティ問題への対策がある。
特に、正規のプラットフォームを模倣した偽サイトで秘密鍵などを盗み取るフィッシング詐欺が横行している。
公式ドメインを明確にすることで、ユーザーが安全に資産を請求できる環境を整備し、詐欺リスクを軽減する狙いだ。
業界観測筋は、報酬プログラムで得たポイントが、将来のトークン配布の対象資格として利用される可能性があると見ている。
市場の反応と今後の見通し
ドメイン登録のニュースを受け、市場の期待は大きく高まっている。
予測市場のPolymarketでは、2025年末までにMASKトークンのエアドロップが実施される確率は19%まで急上昇した。
一方で、メタマスクの製品ディレクターであるクリスチャン・モントーヤ氏は、ユーザーに対してフィッシング詐欺への警戒を呼びかけている。
同氏は、公式な通知は「ウォレット内か公式サイト上で行われる」と強調し、SNSの不審なアカウントからの情報には注意するよう促した。
現時点で「claim.metamask.io」の正式なサービス開始日や機能の詳細は発表されていない。
このプラットフォームはトークン請求専用であり、日常的なウォレットの利用方法に変更はない見込みだ。
メタマスクは、公式サイトからの発表のみを信頼し、シードフレーズや秘密鍵を誰とも共有しないよう、改めてユーザーに注意喚起している。