仮想通貨市場、米国準備金報道で激震｜おすすめ銘柄SOLX上昇

ドナルド・トランプ大統領は2日、ソーシャルメディア「Truth Social」を通じ、ビットコイン（BTC）やイーサリアム（ETH）を含む主要な暗号資産（仮想通貨）を米国の準備資産に組み込む方針を示した。

この発表を受け、市場価格は大きく変動。特に主要アルトコイン価格の上昇が顕著になった。

さらに、こうした市場の追い風を受け、ソラナ（SOL）のレイヤー2ソリューションとして開発された「Solaxy（SOLX）」が急成長を遂げている。

米国準備金への仮想通貨組み込み案、批判の声も

ビットコイン、イーサリアム、ソラナ、カルダノ（ADA）などの仮想通貨が米国準備金に組み込まれる可能性が浮上した。米国大統領の決断が各方面で注目される一方、批判の声も上がっている。

著名な金融評論家ピーター・シフ氏は、特にリップルの米国準備金組み込みについて「ブロックチェーンの装いをまとった不換紙幣に過ぎない」と厳しい見解を示した。

ハンター・ホースリー氏もこの評価に同調している。 リップルは発行されたXRPトークンの大部分を自社の準備金として保有している点で批判の対象となっている。信託基金からの段階的な放出計画も、市場から懐疑的な目で見られている。

一方で、リップル価格は過去24時間で16.4％上昇し、3月7日には主要仮想通貨関係者が集う仮想通貨サミットが開催される予定だ。

大口投資家によるリップル購入が拡大

ここ数日、大量のリップルを保有するウォレットの活動が活発化しており、機関投資家や大口投資家によるXRPトークンの買い増しが確認されている。

リップルの米国準備金組み込みに関する報道が市場心理を大きく変化させ、アナリストの間ではXRPトークンの価値評価の見直しが進行中とされている。

一部の市場アナリストは、XRPトークンの価格目標を最大1万8000ドルとする強気な見解を示している。一方で、短期的な急騰のリスクを指摘し、慎重な対応を求める専門家も存在しており、市場の見方は分かれている。

Solaxy、ICOで2400万ドル調達

Solaxyは、ソラナブロックチェーン向けのレイヤー2スケーリングソリューションとして開発され、ネットワークの混雑解消と処理能力の向上を目的としている。

現在、SOLXトークンは0.001652ドルで取引されており、取引手数料の支払い、ガバナンスへの参加、ステーキング報酬の獲得などに活用される。2024年12月に開始されたICO（Initial Coin Offering）では、これまでに2400万ドルの資金調達に成功している。

SOLXトークンのステーキングプログラムでは、年間最大165％の利回りが提供される予定で、初期投資家にとって魅力的な利回りを提供する設計となっている。

また、同プロジェクトはBest Wallet（ベストウォレット）とのパートナーシップを締結し、アプリ内での購入を容易にする取り組みを進めている。

ICO後は、分散型取引所（DEX）および中央集権型取引所（CEX）への上場が計画されており、市場での流動性と知名度拡大が期待される。

仮想通貨アナリストは、Solaxyの成長ポテンシャルをイーサリアムのレイヤー2ソリューションと比較し、ソラナの取引量増加が同プロジェクトの成長を後押しする可能性があると指摘している。

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