コインベース、トンコイン(TON)を正式上場へ

アルトコイン 仮想通貨取引所
Sui DeFi Researcher / Scallop Ambassador
監修
最終更新日: 

米国の大手暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースは18日、トンコイン(TON)を上場する。

流動性条件が満たされれば、太平洋時間18日午前9時よりTON-USDの現物取引が開始される予定だ。

取引開始の詳細と注意点

コインベースの公式発表によると、ユーザーはcoinbase.com、モバイルアプリ、Coinbase Advancedを通じトンコインの売買交換、送受信、保管が可能になる。

機関投資家向けにはCoinbase Exchangeでの提供が予定されている。

コインベースは、トンコインの入金について「The Open Network(TON)上のみサポートする」と明記した。

他のネットワーク経由で送金した場合、資産が失われる可能性があるため、利用者は注意が必要だ。

取引開始時、Coinbase ExchangeとCoinbase AdvancedではTON-USDペアが指値注文のみ受け付ける「リミットオンリーモード」でスタートする。

この段階では成行注文は執行されず、指値注文の発注とキャンセルのみ可能となる。

その後、「少なくとも10分間」のオークション期間に移行する。

ユーザーはこの期間中に指値注文を出すことができ、最初の公式市場価格が決定される前に参考となる開始価格を確認できる仕組みだ。

上場の背景と市場への影響

発表に先立ち、同社のベンチャー部門であるコインベース・ベンチャーズがトンコインへの戦略的投資を実施していたことがTON財団によって明らかにされた。

この動きは、仮想通貨をメッセージングアプリ「テレグラム」の10億人規模のエコシステムに組み込むというTONの長期戦略と一致している。

TON財団のマックス・クラウンCEOは「過去のデータでは、コインベース上場後に価格が上昇する傾向がある」と述べた。

また、今回の上場を「エキサイティングなニュース」と評価した。

発表前のトンコイン価格は1.80ドルで、時価総額は44億5800万ドルだった。

今後の見通しとTONエコシステム

トンコインは、2018年に「Telegram Open Network」として開発が始まったレイヤー1ブロックチェーン「The Open Network」のネイティブ資産である。

2020年にテレグラムが開発から撤退した後はTON財団がプロジェクトを継承している。

ネットワークはプルーフ・オブ・ステーク(PoS)とシャーディングを組み合わせた多層構造を採用し、高速処理と分散性の両立を目指す設計となっている。

コインベースは通常、新規資産を上場する際にロードマップ追加から開始するが、トンコインは13日に追加されていた。

TONエコシステムには分散型ストレージ、ドメインネームシステム、匿名通信ネットワークなど多様なサービスが含まれる。

テレグラムとの統合は、主要メッセージングアプリと新規仮想通貨を結びつける試みとして注目されている。

市場アナリストは、コインベース上場により12月までにトンコイン価格が5%程度上昇する可能性があると分析している。

今回の上場はTONの普及とエコシステム拡大に向けた重要なステップとなりそうだ。

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