バイナンスコイン、過去最高値を更新|機関投資家買いが後押し

バイナンスコイン(BNB)の価格は21日、前日比3.4%、週間比1.4%の上昇を見せ、一時880ドルを超え過去最高値を記録した。
この急激な上昇は、機関投資家の積極的な購入、ネットワークのアップグレード、開発者の活動活発化など、複数の要素が絡み合った結果と見られている。
BNBの急騰を牽引する機関投資家の動き
バイナンスコインの急上昇は、機関投資家による活発な買いが背景にある。
8月18日、ナスダック上場の暗号資産(仮想通貨)企業BNBネットワークカンパニーが1億6000万ドル分のBNBを購入したことを発表。
同社は公開企業として最大のバイナンスコイン保有者となった。
この動きは、バイオ医薬品企業ウインドツリー・セラピューティクスが7月に6000万ドル分のバイナンスコインを購入したのに続くもので、大口投資家による信頼感が強まっていることを示している。
一方、オンチェーンデータでは、仮想通貨取引所のバイナンスコイン保有比率が減少しており、供給の逼迫が価格を押し上げている要因の一つと見られている。
今後、BNBネットワークカンパニーがさらに5000億ドル規模の投資を行う可能性があり、その動向が市場で注目される。
BNBチェーン強化のためのアップグレード
BNBチェーンの成長を支える重要な要素は、技術的なアップグレードと活発な開発者活動にある。6月30日に行われたMaxwellアップグレードでは、ブロック時間が大幅に短縮され、開発者の活動が加速した。
これにより、BNBチェーンの総ロック価値(TVL)は20%増加し、121億ドルに達した。
さらに、進行中の#BNBHackイベントでは、AIやDePIN分野を中心に180以上の新プロジェクトが提案され、これらのプロジェクトにはフィンテック企業のNetMindAIやAITECHioがスポンサーとして名を連ねている。
この活動によって、8月19日のバイナンスコイン取引件数は前週比で14%増加し、アルトコインとしての実需が拡大していることが確認された。
【8月21日最新】バイナンスコイン(BNB)の今後の価格分析
ここからは、週足と日足チャートを分析し、現在の市場の流れを把握した上で、BNBの今後の価格動向を予測していく。
週足チャート分析:強気トレンドの持続、次なるターゲットは1000ドル

出典:TradingView BNB/USD 週足(2023年~現在まで)
BNBの週足チャートを確認すると、依然として強気市場が続いていることが明確だ。
2024年における20週移動平均線(MA)と100週MAのゴールデンクロス発生以降、この強気トレンドは確固たるものとなり、2025年7月時点でも20週MAが100週MAを上回る状態が続いている。
これは市場のポジティブなバイアスを反映し、買い圧力が依然として強いことを示唆している。
2023年8月21日において、価格が880ドルを突破し、新高値を更新した。このブレイクアウトは、強気市場が継続するという信号を投資家に送るとともに、上値追いのモメンタムが加速する可能性を示唆している。
次の目標としては、1000ドルという心理的なレジスタンスラインが控えており、この価格帯を突破できれば、更なる上昇が見込まれる。
サポートゾーンとして注目すべきは、580ドル〜610ドルのレンジ。このゾーンが週足実体で保持されれば、長期的な強気構造は崩れないと予測される。
日足チャート分析:短期的なモメンタム加速、過熱感と調整リスクを注視

出典:TradingView BNB/USD 日足(2025年2月~現在まで)
日足チャートでは、BNBの価格は外部ニュースやセンチメントに敏感に反応している様子がうかがえる。
2025年5月上旬には、20日MAが100日MAを上回るゴールデンクロスが形成され、その後の価格上昇を確実に後押しした。
しかし、調整局面もあり、100日MAを一時的に割り込む場面も見られたものの、迅速に反発し、7月〜8月にかけて高値更新が続いている。
特に、直近で870ドルのレジスタンスを突破したことが価格急騰の原動力となり、取引量の増加と共に買い圧力が強化されている。
現在、相対力指数(RSI)は56.93付近であり、軽度の買われ過ぎを示唆しているが、過熱感は深刻ではないため、短期的な上昇余地は残されている。
しかし、外的要因やセンチメントの急激な変動により、ボラティリティが高まるリスクもあるため、警戒は必要だ。
エントリーポイントと利確ポイント
BNB今後の価格動向を見据えたエントリーポイントと、リスクを抑えながら利益を最大化するための利確ポイントを整理する。
- エントリーポイント:次の上昇ターゲットは1000ドルだが、860〜870ドル付近での一時調整後、反発を狙ったエントリーが理想的。週足と日足の強気パターンから、上昇トレンドは継続すると予測。
- 利確ポイント:1000ドルは心理的抵抗帯として注目。突破後は1200ドルが次のターゲットとなるが、トレーリングストップを活用し、上昇トレンドを保持しつつ利確を行うのが賢明。
- リスク管理:下値支持帯は580〜610ドル。このゾーンを割る動きがあれば、トレンド転換の兆し。ストップロスは630〜650ドルに設定し、リスクを適切に管理する。