ブラックロック商品に400億円流入|イーサリアムETF

イーサリアム(ETH)
暗号資産ジャーナリスト
最終更新日: 

大手資産運用会社ブラックロックは24日、イーサリアムETF(上場投資信託)の運用を開始し、初日から市場をリードする好調なスタートを切った

暗号資産(仮想通貨)取引所コインベースのプライム部門は同日、ブラックロックのiSharesイーサリアムETFウォレットに2億6240万ドル(約404億円)相当のイーサリアム(ETH)を送金した。これにより、ブラックロックは運用開始からわずか2日で7万9699ETH(約2億7700万ドル、426億円相当)を保有するに至った。

イーサリアムETF市場、ブラックロックが主導

米証券取引委員会(SEC)は23日、8つのイーサリアムETFを承認。初日の取引高は各社とも高水準を記録した。

仮想通貨アナリストのジェームズ・セイファート氏によると、ブラックロックのiSharesイーサリアムトラストETFは初日に2億6650万ドル(約410億円)の資金を集め、最も好調なパフォーマンスを示した。これは、機関投資家からの強い需要を反映している。

グレースケールETFからの大規模流出

一方、仮想通貨運用会社グレースケールのイーサリアムトラスト(ETHE)は、ETFへの転換後に大規模な資金流出を経験した。同社は仮想通貨投資の先駆者として知られ、機関投資家向けの商品を提供してきたが、今回のETF化に伴い状況が変化している。

グレースケールは13万5662ETH(約4億7080万ドル、724億円相当)の純流出を記録した。それでも同社は依然として大量のイーサリアムを保有しており、公式サイトによると現在248万9075ETH(約79億ドル、1兆2150億円相当)を運用している。

イーサリアム価格への影響

イーサリアムETF全体の2日目の純流出額は1億1330万ドル(約174億円)に達し、主にグレースケールのイーサリアムトラストからの流出が原因となっている。

この大規模な資金流出は、時価総額2位の仮想通貨イーサリアムの価格に下落圧力をかけている。25日時点でイーサリアムの価格は過去24時間で8.5%下落し、3165ドル(約48万7000円)で取引されている。

今後の展望

イーサリアムETF市場は立ち上がったばかりだが、ブラックロックを筆頭に機関投資家からの関心は高い。一方で、グレースケールからの資金流出など、市場の変動要因も存在する。

今後、イーサリアムETF市場がどのように発展し、仮想通貨市場全体にどのような影響を与えるか、注目が集まっている。投資家は市場動向を慎重に見極める必要がある。

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