米ストラテジー、ビットコイン追加購入|保有量71万枚超

米ストラテジー社は9日から16日にかけて、ビットコイン(BTC)を合計2,486枚を追加取得した。取得総額は1億6840万ドルで、1 BTCあたりの平均取得価格は6万7710ドルとなる。
今回の購入資金は、普通株式の売却による9050万ドルと、優先株式の売却による7840万ドルで賄われた。
今回の買い増しにより、同社のビットコイン保有総数は71万7131BTCに達した。これまでの累積投資額は545億2000万ドルに上り、平均取得単価は7万6027ドルとなっている。
世界最大級のビットコイン保有量
ストラテジー社は、上場企業として世界最大級のビットコイン保有量を誇る。株式発行プログラムを活用し、調達した資本を直接ビットコインに転換する戦略を続けている。
2026年1月のデータでは、上場企業によるビットコイン純購入額の90%以上を同社が占めており、市場における存在感は圧倒的だ。
マイケル・セイラー会長率いる同社経営陣は、ビットコインを短期的な投機対象ではなく、主要な財務準備資産として位置づける方針を改めて強調している。
発表時点でのビットコイン価格は約6万8000ドルで推移しており、同社の平均取得単価を下回っている。これにより、帳簿上は1コインあたり約8000ドル、総額で約57億ドルの含み損を抱えている状態だ。
同社の株価は前年比で60%以上下落するなど投資家の慎重な姿勢も見られるが、発表直前の金曜日には10%以上急騰する場面もあった。
今後の資本政策と財務の柔軟性
ストラテジー社は今後3年から6年かけて、約60億ドル規模の転換社債を株式に転換する計画を明らかにした。
この動きは、レバレッジを縮小しつつ資本構成を最適化し、ビットコイン購入プログラムを維持するための戦略的な判断だ。
また、2028年までは主要な債務の償還期限が到来しないことも確認されており、新たな転換社債の発行を避ける方針も示された。
財務の健全性については、配当や債務の支払いをカバーできる現金準備が2.5年分あるとしている。
さらに、株式発行による資金調達枠として、普通株式で約78億8000万ドル、優先株式などで約35億4000万ドルが残されており、今後も市場環境に応じて購入を継続する余地は十分にあるようだ。