ストラテジー社、ビットコイン利回り26％超｜次の狙いは最新L2？

ストラテジー社のビットコイン（BTC）運用利回りは、同資産の年初来リターンを17.22％上回りました。

マイケル・セイラー氏が率いる同社は、さらなるリターンを追求する中で、現在開発が進む最新レイヤー2プロジェクトBitcoin Hyper（HYPER）に注力していく可能性があります。

Bitcoin Hyperは、ソラナ（SOL）を基盤とした開発環境とビットコインの決済レイヤーを統合した仕組みです。これにより開発者は、高速かつビットコインのセキュリティで保護されたアプリケーションを構築できるようになります。

このフレームワークを通じて、DeFiやブロックチェーンゲーム、現実社会との統合など、これまでビットコインネットワーク上では実現が難しかったさまざまなエコシステムでBTCを活用できるようになります。

また、同プロジェクトは大口投資家の関心を集めており、プレセールでの資金調達額はすでに2600万ドルに達しています。現在のラウンドは最終段階にあり、終了後にはトークン価格が1HYPERあたり0.013225ドルまで上昇する予定です。

プレセールの完了と本格展開が近づくなか、取引所への上場前に購入できるチャンスは残りわずかとなっています。この勢いが続けば、上場時には大きな注目を集めることが予想されます。

ストラテジー社のビットコイン保有額が648億ドル突破

マイケル・セイラー氏がX（旧Twitter）に投稿した内容によると、同社は現在64万1205BTCを保有しており、その総価値は直近の価格ベースでおよそ648億ドルに達します。

さらにセイラー氏は、ストラテジー社の2025年におけるビットコイン利回りが26.1％に達していることを強調しました。この数値は、ビットコイン自体の年初来パフォーマンスである8.8％を大きく上回っており、同社の資本運用戦略の有効性を示す結果です。

また、同社は最近、1BTCあたり平均11万4771ドルで397BTCを約4560万ドル分購入したことも明らかにしました。これにより、同社の総保有量は一部の国家の外貨準備をも上回る規模となっています。

こうした積極的なビットコイン蓄積は、転換社債や優先株、自社株売却など、戦略的な資金調達の組み合わせによって支えられています。これによりストラテジー社は、貸借対照表の柔軟性を保ちながら継続的な購入を実現してきました。

同社は市場サイクルを通じて一貫してビットコインを蓄積し、それを短期的な投機対象ではなく、長期的な財務基盤資産として位置づけています。

そして今、ストラテジー社の利回りがビットコインそのものを上回る中、次に目指すべきは“さらなるアルファ”の追求です。

拡大を続けるビットコインのレイヤー2エコシステムにおいて登場したBitcoin Hyperは、ビットコインの新たな活用と展開の可能性を切り開く存在として注目されています。

HYPERトークンの取得は、この進化を支えるインフラへの早期参加のチャンスを意味します。そのポジションは、かつてビットコインが誕生初期に提供したような非対称なリターンを再び体験できる可能性を秘めているのです。

HYPERがBTCと直接連携する仕組み

Bitcoin Hyperは、ビットコインネットワークと深く統合された設計を採用しており、すべてのHYPERトークンはエコシステム内におけるビットコインの活動と密接に結びついています。

この関係を理解するためには、システム全体の構造を見ていくことが重要です。

最上位には開発レイヤーが存在し、ここではソラナ仮想マシン（SVM）を活用してアプリケーションが構築されます。この環境では、高速かつ低コストでの処理が可能であり、BTCはエコシステム全体での交換・決済手段として機能します。

その下層には決済レイヤーがあり、これはビットコインネットワーク上で稼働しています。すべての取引がオンチェーンで最終的に確定・記録されることで、高いセキュリティと不変性が確保されています。

そして、これら2つのレイヤーをつなぐのがカノニカルブリッジです。この仕組みによって、ベースレイヤー上でBTCをロックし、Bitcoin Hyper内で同等の価値を持つラップドBTCが発行されます。

このラップドBTCは、Hyperエコシステム内のさまざまなアプリケーション間で自由に移動することができ、これまでメインのビットコインチェーン上では実現できなかったユースケースを可能にします。

HYPERトークンは、このシステムの中核を担う存在です。ネットワーク内での取引手数料（ガス代）の支払い手段として利用されるほか、ステーキングによるプロトコル保護や、ガバナンストークンとしてネットワーク運営に参加するためにも使用されます。

こうした構造により、BTCとHYPERは相互補完的な関係を築いています。ビットコインの取引量が増えるほどHYPERの需要と実用性も高まり、単なる投機対象を超えた“デュアルトークン・エコノミー”が形成されていきます。

さらに、仮にビットコインの供給量のわずか1％がBitcoin Hyperのブリッジに流入した場合でも、HYPERトークンの価値に与えるインパクトは極めて大きいと考えられます。

機関投資家が続々参入、1ヶ月で580万ドルのプレセール資金を調達

10月だけでも、Bitcoin Hyperのプレセールでは約580万ドルの新規資金が流入しました。その多くは、複数の大口投資家による積極的な購入によるものです。

報告によると、ある投資家は約32万7000ドルを投じて2460万HYPERトークンを取得したとされています。また、別の2名の投資家も合計で33万3000ドル相当、2565万HYPERトークンを購入しました。

さらに注目すべきは、これまでで最大規模とされる約83万3000ドル分、6220万HYPERトークンの単独購入です。この取引は、Bitcoin Hyperの成長性に対する投資家の確信を象徴するものといえるでしょう。

そして今週初めには、新たな大口投資家が約13万5000ドルを投じ、1000万HYPERトークンを取得したことも確認されています。こうした高額購入者が次々と現れていることからも、Bitcoin Hyperへの関心が急速に高まっていることがわかります。

これらの動きを総合的に見ると、機関投資家や富裕層がBitcoin Hyperを通じて、早期段階でポジションを確立しようとしている様子が浮かび上がります。

彼らは、マイケル・セイラー氏率いるストラテジー社がビットコインに見出した非対称なリターンを、今度はレイヤー2領域のHYPERに見出しているのかもしれません。

ストラテジー社が直接関与しているかどうかは明らかではありませんが、これほど多くの大口資金が流入している事実は、Bitcoin Hyperが今や単なる新興プロジェクトではなく、次なるビットコイン拡張の中心的存在として市場の注目を集めつつあることを示しています。

Bitcoin Hyperのプレセールはまもなく終了の可能性

Bitcoin Hyperのプレセールは、いよいよ最終段階に近づいています。現在は、SOL・ETH・USDT・USDC・BNB、そしてクレジットカードを利用してHYPERトークンを購入することが可能です。

プレセール参加者は、Bitcoin Hyper独自のステーキングプロトコルを通じて、利回り収益を得ることができます。このプロトコルでは現在、年利45％という年間利回りが設定されており、すでに11億7000万枚以上のHYPERトークンがステーキングされています。

スムーズな購入と管理のためには、Best Walletの利用が推奨されています。

Best Walletは信頼性の高い暗号資産ウォレットとして知られており、HYPERトークンはアプリ内の「期待のトークン」にも掲載されています。ローンチ後には、HYPERトークンの購入・追跡・請求が簡単に行えるようになります。

また、プロジェクトの最新情報や今後のアップデートについては、公式サイトに加え、Xやテレグラムで随時発信されています。関心をお持ちの方は、これらの公式情報源をフォローしておくと良いでしょう。