2/11ソラナ価格分析|80ドル攻防が焦点、テクニカルは売り優勢

ソラナ(SOL)の価格は11日、主要レイヤー1銘柄の中でも、特に厳しい調整局面に直面している。
過去に記録した255ドルの高値圏からは約67%下落し、足元では83ドル台まで水準を切り下げた。
市場全体の地合い悪化とリスク回避姿勢が重なる中、SOLは重要な局面での値動きを迫られている。
ソラナ取引高の急減と市場の停滞
市場の深層データを分析すると、表面的な値動きの乏しさと、その背景にある相場エネルギーの収縮が見て取れる。
直近のソラナ価格の動向は、一見すると凪の状態にあり、日中の値動きは84ドル~88ドル近辺と狭いレンジに終始している。しかし、この低ボラティリティは必ずしも安定を意味しない。
特筆すべきは出来高の激減だ。かつて平均3億6500万SOLあった取引量は、足元では約1000万SOLまで縮小した。
流動性が低下する中での膠着状態は、市場参加者の関心の低下、あるいは疲弊を示唆している可能性がある。
商いが薄い環境下では、需給バランスがわずかに崩れるだけで価格変動が拡大するリスクがあるため、現在の静けさは慎重に評価する必要がある。
損益状況と投資家のSOLポジション
価格推移と同様に、オンチェーンデータも厳しい実態を示している。
MVRV(市場価値対実現価値)比率は約2年半ぶりの低水準にあり、市場全体のソラナ平均取得単価を現在の価格が大きく下回っている状況だ。
さらに、含み益の状態にあるアドレスは全体のわずか21.9%に留まり、残る78.1%のホルダーは含み損を抱えている。
過去のサイクルを参照すると、利益ある参加者が4分の1を割り込む水準は、弱気相場の最終局面や停滞期に見られる傾向がある。
短期的な投機筋のポジション整理が進み、市場に残存しているのは、含み損を抱えたまま保有を継続する層か、長期的な視点を持つ投資家が中心という構図だ。
ソラナ関連の仮想通貨ETF等からは日次1200万ドル規模の流出が観測されるなど流動性の懸念は残る一方、一部の資金フロー指標には売られ過ぎのシグナルも見られる。
80ドル台での膠着が、さらなる調整へ向かうか、あるいは底固めとなるか、需給の動向が注視される。
2月11日最新ソラナ(SOL)テクニカル分析|80ドル攻防が焦点
足元のソラナ価格は、中期的なトレンドを左右する極めて重要な局面に差し掛かっている。週足および日足チャートの詳細分析に基づき、現在の市場構造と今後のシナリオを紐解く。
週足:長期上昇トレンドの崩壊と構造的変化

出典:TradingView SOL/USD 週足(2022年~現在まで)
2022年以降の週足チャートを大局的に俯瞰すると、市場構造に明らかな変調が生じていることが確認できる。
かつて20週移動平均線が100週線を上抜くゴールデンクロスを起点に形成された強力な上昇トレンドは、完全に一巡したと見るべきだ。
特筆すべきは、2025年11月以降の調整局面において、長らく相場の下支えとして機能してきた100週移動平均線を明確に下抜けた点だ。
これは、市場の主導権が買い手から売り手へと完全に移行したことを示唆する。
RSI(相対力指数)は29近辺まで低下しているが、これは売られ過ぎというよりも、上昇への熱量が枯渇している証左だ。
価格水準は2024年1月の最安値帯まで切り下がっており、過去2年分の上昇幅を吐き出した形となる。
目先は80ドルのサポートラインを死守できるかが最大の焦点であり、ここを割り込めばテクニカル的には50ドル付近までの深押しも視野に入ってくる。
日足:戻り売り圧力と真空地帯のリスク

出典:TradingView SOL/USD 日足(2025年3月~現在まで)
日足チャートにおいても、深刻な調整局面が続いている。
2025年9月の250ドル近辺を頂点として、上値を切り下げる下降チャネルが形成されており、底打ちの兆しは見えていない。
相場の潮目が変わった決定打は、昨年11月に確認されたデッドクロスだ。
短期トレンドを示す20日移動平均線が、中期の100日線を下抜けて以降、市場センチメントは急速に冷却化。
現在は典型的な戻り売り相場であり、一時的な反発も即座に売り叩かれる展開が続いている。
RSIは週足同様に29付近まで低下しているが、これを安易な買いシグナルと捉えるのは危険だ。
明確な反転パターンが出現していない以上、この数値は売り圧力の強度が異常値に達していることの表れと読める。
また、価格帯別出来高の分布を見ると、現在の水準より下は商いが薄い真空地帯となっている可能性が高い。
80ドルを明確にブレイクすれば、下落スピードが加速し、70ドルはおろか50ドル割れのリスクも現実的なシナリオとして織り込む必要がある。
ソラナ相場の展望・要点
- 長期トレンドの転換:週足レベルで100週移動平均線を下抜け、過去2年間の上昇トレンドが終了。構造的な弱気相場入りが鮮明となっている。
- 支配的な売り圧力:日足ではデッドクロス以降、戻り売り圧力が継続。RSIの低下は売られ過ぎではなく、強い下落モメンタムの証左だ。
- 80ドル攻防の重要性:80ドルは最終防衛ラインであり、ここを割り込むと価格帯別出来高の薄い真空地帯へ突入、50ドルを目指す急落リスクがある。