ストラテジー会長、ビリオネア番付491位に|BTC急増

ストラテジーの共同創業者兼会長であるマイケル・セイラー氏が7日、米ブルームバーグの「ビリオネア指数」に初めてランクインした。
同氏の推定純資産は73億7000万ドル(約1兆907億円)に達し、世界長者番付で491位となった。
今回の快挙は、同氏が主導する企業戦略である、財務準備金をビットコイン BTC +0.46%に転換する方針が直接的な要因となっている。
ビットコイン戦略が資産を押し上げ
セイラー氏の資産は2025年に入り、わずか8カ月で10億ドル増加した。この資産増加の背景には、ストラテジーが2020年8月から開始した、企業資産をビットコインに転換する大胆な戦略がある。
現在、同社は約65万9739BTCを保有しており、これは仮想通貨市場価格で約730億ドルに相当する。
同期間にストラテジーの株価も約12%上昇しており、企業のビットコイン戦略が株価に強く連動していることが示されている。
セイラー氏が番付入りを果たした大きな要因は、2025年に入りビットコイン価格が11万1000ドル近くまで高騰したことにある。
ストラテジーのビットコイン戦略と市場への影響
セイラー氏はビットコインを「世界最高のリスク資産」と位置づけており、規制当局との対話にも積極的に参加してきた。
こうした同氏のリーダーシップが、同社のビットコイン戦略に対する市場の信頼感を高めてきた。同氏の番付入りは、仮想通貨が伝統的な金融の枠組みの中でその正当性を増している象徴的な出来事と言える。
一方で、ブルームバーグの算定には、公的に所有権が確認できないセイラー氏個人のビットコイン保有分は含まれていない。
かつてドットコムバブル期に築いた資産の多くを失った経緯を持つセイラー氏にとって、今回のビリオネア指数へのランクインは、ビットコイン戦略を通じた劇的な再起を物語っている。
ブルームバーグのビリオネア指数には、コインベースのブライアン・アームストロングCEOやバイナンス創業者のチャンポン・ジャオ氏など、他の仮想通貨業界の著名人も名を連ねている。
ストラテジーの財務責任者であるシリシュ・ジャジョディア氏は、同社のビットコイン購入戦略が「ビットコインの価格を動かすものではない」との見解を一貫して示している。