ビットコイン急落で資金が逃避？現物ETFから1.37億ドルの流出続く

米国のビットコイン現物ETFは5日、1億3700万ドルの純流出を記録し、6営業日連続で資金が流出した。

この連続流出は、2024年1月のETF承認以来、最長の期間となる。

データ分析サイトによれば、10月29日から続く今回の資金流出は、特にブラックロック社のiShares Bitcoin Trust（IBIT）における3億7500万ドルの大規模な純流出が主因だという。

一方で、フィデリティ社のFBTCは1億1300万ドルの純流入を記録し、対照的な動きを見せた。

また、アーク・インベストと21シェアーズが共同運用するARKBも8290万ドルの純流入を示したが、IBITからの巨額流出を補うには至らなかった。

ETFからの資金流出と市場への影響

5日時点でのビットコイン現物ETFの純資産総額は1391億ドルとなっている。同時に、イーサリアム現物ETFも同日に1億1900万ドルの純流出となり、こちらも6日連続の流出を記録した。

この6日間で、ビットコイン BTC 2.28%とイーサリアム ETH 2.29%のETFからは合計で26億1800万ドルの資金が流出した計算になる。

この動きに市場は敏感に反応した。

ビットコイン価格は一時9万9000ドルを割り込んだ後、10万4000ドル台まで回復。しかし、週間では7％、月間では直近の史上最高値から16％の下落となっている。

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