GeminiがETH5400ドル、リップル6.50ドル予測｜起爆剤となるのは？

Gemini AIは16日、2025年末に向けた暗号資産（仮想通貨）市場の価格を予測した。

イーサリアム（ETH）は5400ドル、リップル（XRP）は6.50ドル、カルダノ（ADA）は4.25ドルという目標価格を示した。

これらの予測が実現すれば、ETHは現在から約56%、XRPは約180%、ADAは約350%の上昇となる。

GeminiはETFとL2、PayFiを主要な成長ドライバーとして挙げ、需給逼迫で強含みが続くシナリオを描いている。

イーサリアム今後、5400ドル到達予測

Geminiがイーサリアムの年末価格として5400ドルを掲げた背景には、複数の構造的要因がある。

最も重要な点は、ステーキングとDeFiによってETHが市場から固定化され、流通量が減少している現状だ。

さらに、今年承認されたイーサリアムETFが資産運用会社からの継続的な資金流入を生み出しており、需給の引き締まりが加速している。

機関投資家の参入拡大により、従来アクセスできなかった保守的な資金層がイーサリアム市場に流入しやすくなった点も見逃せない。

大口保有者による再積み増しやDeFi取引量の回復が、イーサリアムの大幅上昇が期待される土台を固めているとした。

これらの注目ポイント3つが揃えば、年末までに目標価格へ到達する可能性は十分にあるとの分析となっている。

リップル6.50ドル視野、ETFとPayFiが追い風に

リップルは2025年末に6.50ドルという強気の目標価格が設定された。

この予測の中心にあるのが、米国での初のリップルETF上場による需給改善だ。

Geminiは、新たなETFが想定以上の機関マネーを呼び込む可能性が高いと指摘している。

特に注目されるのは、取引所のXRP準備残高が近年で最低水準まで減少している点だ。

ETFによる現物取得が進めば、需給を逼迫させる圧力が一層強まる構図となる。

もう一つの追い風が、決済ネットワークと金融機関を結ぶPayFiの取り組みだ。

大手金融機関との連携テストが進展しており、2026年にかけて制度面での受け入れが本格化する可能性も示された。

価格変動は大きいものの、需給の構造的な改善が基調を支える展開が見込まれる。

カルダノ4.25ドルへ、静かな蓄積が新局面生む

カルダノは直近で注目度こそ低いが、Geminiは静かな蓄積が進行中だと指摘した。

大口ウォレットの買い増しを示すオンチェーンデータに加え、開発活動の活発化と拡張性を高めるアップグレードが、価格上昇の基盤を形成しているとみる。

2025年末の目安として4.25ドルが示されたが、現在の価格から大幅な上昇を意味する。

未確認ながらADAのETF申請の可能性も材料視された。

申請プロセスは政府機関の機能停止で遅延したとされるが、政治的不確実性が和らげば新たな資金流入経路が開く可能性がある。

ADAの成長シナリオには、開発コミュニティの継続的な活動、大口投資家の買い増し継続、ETF承認の実現という3つの柱がある。

イーサリアムの今後と並び、主要アルトコイン市場全体を押し上げる要因になるか注目される。

代替銘柄Maxi Dogeにも視線、分散投資の選択肢に

主要銘柄の価格予測が話題となる一方で、市場が方向感を欠く局面では値動きの軽い代替銘柄に視線が移るとの指摘もあった。

コミュニティ活動やリワード設計を前面に出すMaxi Doge（MAXI）が、その一例として挙げられている。

MAXIの仮想通貨プレセールは現在400万ドルを調達。

過去1週間では1日平均1万ドルのペースで資金調達が進んでおり、金曜日までに400万ドルのマイルストーンに到達する見込みとなっている。

同プロジェクトはマーケティングとゲーミフィケーションを組み合わせた施策により、投資家の関心維持に成功している。

独自のステーキングプログラムを提供し、保有者に対して継続的な報酬を付与する仕組みを採用している点が特徴だ。

ETH・XRP・ADAといった大型銘柄とは異なり、MAXIはコミュニティ主導型のアプローチを重視している。

プレセール段階での堅調な資金調達ペースは、プロジェクトへの信頼と期待の高まりを示すものといえる。

2025年末に向けて、これらの要素が市場全体の方向性を大きく左右する可能性がある。

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