イーサリアムが年始急騰で3200ドル回復|2026年価格動向を予想

イーサリアム(ETH) 価格分析
暗号資産アナリスト
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最終更新日: 
免責事項:本記事の価格予測は、入手可能なデータやトレンドに基づいたCrypto News Japan独自の相場分析を示したものであり、投資アドバイスを構成するものではありません。暗号資産は変動が激しく、将来価格の確実な保証はできません。資金の一部または全額を失う可能性があることを理解した上で、必ずご自身の調査およびリスク許容度に基づいて投資判断を行ってください。

イーサリアム(ETH)の価格は6日、週間ベースで約10%上昇し、3220ドル台を回復した。

2026年の幕開けとともに、暗号資産(仮想通貨)市場には強気のモメンタムが再び広がりつつある。

これまで軟調な推移が続いていた相場環境を一変させた背景には、特定の大口機関投資家による継続的な現物買いの動きに加え、米国の現物ETFへの資金流入が再開したことが挙げられる。

ビットマインのETH買い支え

市場の注目を集めているのが、イーサリアムを中核資産とする財務戦略企業ビットマインの動向だ。

同社は先週、週間ベースでは過去数カ月で最小規模ながらも、3万2977ETHを市場から取得した。

トーマス・リー会長は1月5日の声明で、「当社は依然として、世界最大のETHにおけるフレッシュマネー(新規資金)の買い手である」と強調。

現在の保有量は約414万ETHに達し、世界の循環供給量のおよそ3.43%を占める水準にまで拡大している。

さらに、独自の検証ネットワーク「MAVAN」の立ち上げを見据え、保有分のうち約66万ETHをステーキングに充当。これにより市場で流通する浮動供給量は一段と絞り込まれている。

加えて同会長は、将来的な株式分割や資本市場での機動的な資金調達に備え、授権株式数を現在の5億株から500億株へ拡大する方針を株主に提案。

追加調達資金によるETHの買い増し余地を残す動きとして、市場では警戒感と期待が交錯している。

イーサリアムETF資金流入が後押しする資金回帰

需給面での追い風はETF市場にも及んでいる。

SoSoValueのデータによると、2026年の初取引日となった1月2日、米国の現物イーサリアムETFは1億7440万ドルの純流入を記録し、資金回帰の兆しを鮮明にした。

マクロ環境に目を向けると、2025年は金や銀といったコモディティ価格が大きく上昇した年だった。

リー氏は「仮想通貨はコモディティ価格の動向に追随する傾向があり、昨年の貴金属高は2026年の暗号資産(仮想通貨)市場における上昇の前兆となり得る」と分析する。

足元の上昇局面は、機関投資家による現物の吸い上げと、デリバティブ市場で進行するショートカバーが重なった結果とみられる。

とりわけ、供給量の3%超を握る単一企業の動向は、今後の需給バランスを左右する最大の変数となるだろう。

市場参加者は3200ドル水準での攻防と、ETFへの資金流入が持続するかを注視している。

【2026年展望】イーサリアム(ETH)、トレンド転換の正念場へ

足元のチャート動向を踏まえ、イーサリアムの今後の価格推移および2026年のメインシナリオを予想する。

週足分析:100週移動平均線を巡る攻防

ETH週足チャート

出典:TradingView ETH/USD 週足(2022年~現在まで)

週足チャートを俯瞰すると、2023年11月のゴールデンクロスを起点とした長期上昇トレンドは、2025年10月の急落局面において岐路に立たされた。

長らくサポート(支持線)として機能してきた100週移動平均線を割り込んだことで、トレンド崩壊の懸念が台頭したためだ。

しかし、2026年年明けからの力強い上昇により、ETH価格はこの重要なラインを再び上抜けした。

今週末の確定足において3200ドルの水準を維持できれば、昨年の下落はダマシとなり、中期トレンドは再び強気目線へと切り替わる公算が大きい。

RSI(相対力指数)も46近辺と過熱感のない水準で推移しており、上昇余地は十分に残されている。

日足分析:底堅さの確認と次なるターゲット

ETH日足チャート

出典:TradingView ETH/USD 日足(2025年5月~現在まで)

視点を日足レベルに移すと、市場センチメントの変化が見て取れる。

8月下旬に記録した4960ドルをピークに相場の潮目は変わり、10月下旬に発生した20日・100日移動平均線のデッドクロスが投資家心理を冷却させていた。

だが、悲観の中にあっても、11月以降は着実に安値を切り上げる動きを見せており、潜在的な買い意欲の強さを証明している。

年初の急騰で心理的節目である3000ドルを明確に突破したことは、相場の底打ちを決定づける動きと言えるだろう。

目先の焦点は、12月高値である3440ドルへのトライだ。ここまでの到達は順調に進む可能性が高いが、イーサリアムの今後の展開はこの3440ドルの攻防次第となる。

この水準を日足実体ベースで明確にブレイクできれば、4000ドル台への視界が一気に開ける。

一方で、同水準での売り圧力が強い場合、エネルギーを蓄えるために再び3000ドル台での底固めを余儀なくされるシナリオも想定しておくべきだ。

【要点】今後のイーサリアム相場展望まとめ

  • 週足の分岐点: 100週移動平均線(3200ドル近辺)の維持が、長期上昇トレンド回帰への条件となる。
  • 底打ちの確認: 日足レベルでの安値切り上げと3000ドルの突破により、投資家心理は回復基調にある。
  • 短期的ターゲット: 最初の関門は12月高値の3440ドル。ここを突破できるかが2026年前半のトレンドを決定づける。
  • メインシナリオ: 3440ドル突破なら4000ドルを目指す強気相場へ。失敗すれば3000ドル帯でのレンジ相場継続となる。

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