NFTプロジェクト「Doodles」、ソラナ基盤のトークン発行へ

非代替性トークン（NFT）プロジェクト「Doodles（ドゥードルス）」は13日、ソラナ（SOL）ネットワーク上で公式トークン「DOOD」を2025年2月に発行すると発表した。

今回の発表により、NFTブランドによるトークン発行の新たな展開が注目を集めている。

コミュニティ重視の配布計画

DOODトークンの総供給量は100億トークンに設定され、その68%がコミュニティメンバーに配布される。

具体的な内訳として、コミュニティへ30%、エコシステムファンドへ25%、チームへ17%、新規参加者向けに13%、流動性供給に10%、企業保有分として5%が割り当てられる。

$DOOD will launch with a supply of 10,000,000,000 on Solana, with a future bridge to Base.

68% will be allocated to the community.

full breakdown below ↓ pic.twitter.com/uZIJwBdtKW

— doodles (@doodles) February 13, 2025

マルチチェーン展開を視野に

DOODトークンは当初ソラナネットワーク上で展開され、その後Coinbaseが開発するレイヤー2ネットワーク「Base」とのブリッジ構築も予定している。

これにより、複数のブロックチェーン間でのトークン移動が可能となる。

NFTブランドのトークン化が加速

Doodlesによるトークン発行は、NFTブランドによる新たな成長戦略として注目を集めている。Doodlesは2月2日から9日の期間で246万ドル（約3億6900万円）の取引高を記録。

直近では2024年12月に「Pudgy Penguins」がソラナ上で総供給量約889億の「PENGU」トークンを発行しており、NFTプロジェクトによるトークン発行の動きが加速している。

なお、Doodlesは1万点のデジタルアートコレクションとして開始し、その後アニメーションや音楽、さらにマクドナルドとのパートナーシップなど、事業領域を拡大している。