バイナンス、銀の無期限契約を開始|最大50倍で24時間取引

暗号資産(仮想通貨)取引所バイナンスは7日、銀(シルバー)を対象とした無期限先物契約「XAGUSDT」の取り扱いを開始した。
5日に開始した金(XAUUSDT)に続く2例目のTradFi無期限契約となり、USDT決済で24時間365日の貴金属取引が可能となる。
ADGM規制下で提供される新商品
TradFi無期限契約は、バイナンスがアブダビ・グローバル・マーケット(ADGM)の金融サービス規制当局(FSRA)から認可を受けた「Nest Exchange Limited」を通じて提供。
バイナンスによると、ADGM枠組みの下で包括的なライセンスを取得した初のグローバルデジタル資産取引プラットフォームであると説明している。
XAGUSDTは銀1トロイオンスを1契約単位とし、最大50倍のレバレッジに対応。
証拠金・決済にはステーブルコインのテザー(USDT)を使用する。
従来市場の時間外でも取引可能
無期限契約には満期日がなく、契約の乗り換えが不要。
従来の商品市場が閉まっている夜間や休日でも、24時間体制で取引できる点が特徴となる。
バイナンスのジェフ・リー・プロダクト担当副社長は、TradFi無期限契約の開始は、伝統的金融と新しい仮想通貨のイノベーションを橋渡しする重要な一歩。
続けて、従来型資産への24時間アクセスを提供することで、ユーザーがポートフォリオをより効果的に分散・管理できるようになると述べた。
高度な価格管理でリスクに対応
仮想通貨取引所のバイナンスは市場時間外のリスク管理のため、複数の高度な仕組みを導入した。
価格指数は複数のベンダーからデータを集約し、市場時間内は毎秒更新、時間外は最終値で固定される。
マーク価格も市場時間内は毎秒更新され、時間外は指数加重移動平均(EWMA)で平滑化処理を実施。
マーク価格と価格指数の乖離はXAGUSDTで±3%以内に制限される。
ファンディング手数料は4時間ごとに決済され、上限は±2%に設定。最小取引単位は0.001XAG、最小想定元本は5USDTとなっている。