仮想通貨アービトラム、USDS取引開始｜投資機会拡大へ

イーサリアム（ETH）のレイヤー2スケーリングソリューション「アービトラム（ARB）」は4日、Sky Ecosystem（旧MakerDAO）の公式ステーブルコインUSDS取引に対応すると発表した。

これに伴い、ARBトークンは過去24時間で13％上昇した。 USDSは以前DAIとして知られていたステーブルコインである。 昨年リブランドされ、現在の時価総額は80億ドル（約1兆2000億円）に達している。

投資家や分散型プロトコルはアービトラムを通じてUSDSトークンを容易に転送し、ブリッジ経由でメインネットへ資産を送ることが可能となった。

ARBトークンのトランザクション量増加が期待される

USDS対応によりアービトラムのトランザクション量が増加し、ARBトークンの需要拡大が期待される。 さらに、アービトラムの取引量は過去24時間で10％増加し、現在はトークン時価総額の約4分の1に相当している。

しかし、ARBトークンは史上最高値から82.6％下落した水準で推移している。 また、分散型金融（DeFi）のイーサリアムレイヤー2プロトコル間の競争が激化する中、Optimism（OP）やPolygon（POL）など他のレイヤー2ソリューションのユーティリティトークンは同期間に各5％上昇した。

一流の中央集権型・分散型取引所、流動性プロトコル、イールドファーミングアプリケーションなど多くの分散型アプリケーション（dApp）が、イーサリアムネットワークと資産を転送するための主要ソリューションとしてアービトラムを採用している。

アービトラムでの取引コストはイーサリアムメインネットと比較して大幅に低く、現在は約0.05ドルである。 一方、ユーザーは通常、イーサリアムL2で資産を転送する際に3〜5ドルの手数料を支払っている。

ARBトークンの技術的分析と今後の展望

今回の上昇にもかかわらず、アービトラムの急激な下降トレンドは依然として継続している。 ARBトークンは暗号資産（仮想通貨）取引所「Coinbase（コインベース）」上場以降、史上最低水準で取引されている。

スマートコントラクトの分野でイーサリアムの優位性に挑戦する競合レイヤー1ブロックチェーンが出現したため、市場はイーサリアムL2プロトコルを敬遠しているように見える。

日足チャートによると、ARBトークン価格が0.52ドル（約78円）を上回り新たな高値を付けなければ、昨年12月以降続く下降トレンドの反転は期待できない。 また、ARBトークンの上昇余地は現時点で限られているが、Solaxy（SOLX）という新たなソラナ（SOL）のレイヤー2スケーリングソリューションが、今年最も有望なICO（Initial Coin Offering）の一つとして注目を集めている。

Solaxy：ソラナのレイヤー2ソリューション

1月のOfficial Trump（TRUMP）ローンチにより、ソラナのピーク時における混雑問題が浮き彫りになった。 投資家、分散型アプリ、仮想通貨取引所はこの時期、遅延やトランザクションエラーを経験しており、これは初めての事態ではなかった。

Solaxyは、トランザクションをオフラインで安全にまとめる新プロトコルを導入し、メインネットの負担を軽減している。開発チームはすでにソラナの開発ネットワーク（devnet）でHyperlaneと連携し、Solaxyを活用した資産転送の初期テストを成功させた。

プロジェクトのネイティブアセットであるSOLXトークンは、早期購入者に大きな上昇ポテンシャルを提供している。 プロトコル採用の拡大に伴い、SOLXトークンへの需要も高まると期待される。

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