急成長するソラナ、新たな課題解決へ｜レイヤー2Solaxyに注目

ソラナ SOL +0.57%は30日、191.90ドル（約3万128円）付近で取引されており、月間では20.70%下落している。

時価総額は920.6億ドル（約14.4兆円）を維持しているものの、分散型金融（DeFi）の合計預け入れ額は82.39億ドル（約1.3兆円）まで減少。一方、分散型取引所（DEX）の取引量は304.86億ドル（約4.8兆円）と、前週比5.76%増を記録。これはイーサリアム（ETH）を3カ月連続で上回る水準となっている。

成長と課題に直面するソラナネットワーク

ソラナ（SOL）は近年、開発者数がイーサリアムを上回るなど、急速な成長を遂げている。特にDEXの分野では、ジュピターを中心に取引量が増加し続けており、イーサリアムを上回る存在感を示している。

しかし、その急速な成長に伴い、ネットワークの混雑が深刻な課題となっている。取引量の増加により、処理速度の低下や手数料の上昇が発生。さらに、ネットワークの安定性にも影響が出始めており、開発者やユーザーからの改善要望が高まっている。

特に、非代替性トークン（NFT）やDeFiプロジェクトの増加により、ブロック生成時間が遅延するケースも報告されている。ソラナ財団は、これらの課題に対してネットワークのアップグレードを進めているものの、根本的な解決には新たなアプローチが必要とされている。

新たな可能性を開くレイヤー2ソリューション

このような状況の中、ソラナエコシステムで注目を集めているのが、レイヤー2ソリューションのSolaxy（SOLX）。SOLXトークンは、プレセール開始から1ヶ月で600万ドルを調達し、投資家からの期待の高さを示している。

Solaxyの特徴は、取引のオフチェーン処理によるネットワーク混雑の緩和と、イーサリアムとの相互運用性の強化だ。オフロード処理の実装により、メインチェーンの負荷を軽減し、トランザクションの高速化を実現。さらに、トランザクションのバンドル化により、低コストで高いスケーラビリティを確保している。

現在のトークン価格は0.001578ドルで、2025年初頭には主要取引所への上場を予定している。さらに、ステーキング報酬として年間600%以上の利回りを提供する計画も発表されている。

専門家らは、プレセール終了時には現在の価格から20倍程度の上昇も予想している。しかし、2026年には市場全体の調整も予想されており、投資を検討する際は十分なリサーチと自己責任のもと、慎重な判断が求められる。

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