ノンカストディアルウォレットとは?おすすめや作り方を解説
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2025年7月、ビットコインが史上最高値を更新するなど、仮想通貨市場の活況を受け、資産を安全に保管するノンカストディアルウォレットの必要性が高まっています。
しかし、業界の専門家でさえ、詐欺やハッキングによって資産を失う事例は後を絶ちません。特に初心者が仮想通貨を安全に保管するには、ウォレットに関する深い理解が不可欠です。
そこで本記事では、特にセキュリティ管理が重要となるノンカストディアルウォレットについて、以下の点を解説します。
- 初心者におすすめのノンカストディアルウォレット
- カストディアルウォレットとの違い
- ノンカストディアルウォレットの作り方・始め方
「ノンカストディアルウォレットの知識を深めたい」「自分にあったウォレットを選びたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。
ノンカストディアルウォレットのおすすめ3選
高い人気を誇るノンカストディアルウォレットは、以下の3つです。この中から選ぶことで、仮想通貨を快適に管理することができます。
- Best Wallet:セキュリティと使いやすさを両方備えているウォレット。独自トークンである「BEST」による特典を受けることができ、有望な新規プロジェクトを発見できる「期待のトークン」機能を搭載しています。
- Trezor:セキュリティに信頼のあるハードウェアウォレット。USBデバイスのような物理機器で、インターネットから切り離されたオフライン上に保管することができます。
- MetaMask:イーサリアム(ETH)系のブロックチェーンに幅広く対応しており、ブラウザ拡張機能やスマホアプリで使用できます。WEBサービスに接続する際の入口として機能します。
Best Wallet(ベストウォレット)

Best Walletは、現在急成長中のノンカストディアルウォレットです。60以上のブロックチェーンと1000種類以上の仮想通貨に標準で対応しています。
DeFi(分散型金融)や新しいトークンに関心のあるユーザーから指示を集めており、直感的なインターフェースが特徴です。
独自のユーティリティトークンである「BEST」をエコシステムの中心に据え、様々な特典をユーザーに提供します。
特徴
- マルチチェーン対応:他のウォレットのように手動でネットワークを追加する必要がなく、60種類以上のブロックチェーンに初めから対応しています。
- 独自トークン「BEST」による特典:独自のユーティリティトークン「BEST」を保有することで、手数料の割引やステーキング報酬などの特典を受けられます。
- 高度なセキュリティ:世界中の大手企業が信頼するFireblocksテクノロジーを採用し、安全に利用できます。
Best Walletは有望なICO仮想通貨への早期アクセスを可能にする「Upcoming Tokens」機能など、ユーザーのニーズに対応した次世代の体験を提供しています。
さらに現在、仮想通貨を即座に法定通貨に変換し、日常の支払いに直接使用できるデビッドカード「Best Card」が開発中です。
このカードが実現すれば仮想通貨の実用性が飛躍的に向上するため、仮想通貨市場でも特に注目が集まっています。
スマホアプリは日本語に対応しており、数分でウォレットを作成可能。仮想通貨おすすめの保管にも適しているので、公式サイトから、ぜひ無料で使い始めてください。
Best Walletアプリを見るTrezor(トレザー)

Trezor(トレザー)は、世界で最初期に開発されたハードウェア型のノンカストディアルウォレットの一つです。オフライン上で仮想通貨を保管できます。
インターネットから完全に切り離された空間で保管するため、オンライン上のハッキングリスクを極限まで低減できるのが最大の特徴です。
USBメモリのような形状の「Trezor Model One」や、タッチスクリーンを搭載した上位モデル「Trezor Model T」などがあります。どちらも、強固なセキュリティがユーザーからの信頼を集めています。
特徴
- オフラインでの秘密鍵の保管:資産のアクセスに必要な秘密鍵を、インターネットから隔離されたデバイスで保管します。
- 数千種類以上の通貨に対応:イーサリアム規格のERC-20トークンなど、非常に多くの仮想通貨に対応しています。(※モデルによって対応通貨は異なります)
- PINコードによるデバイス保護:デバイスを使用する際にPINコードが必須となるので、Trezor本体を紛失しても第三者が不正に操作することを防ぎます。
対応している仮想通貨は、ビットコインやイーサリアムの主要通貨はもちろん、その他のアルトコインやトークンなども豊富です。
ただし、リップル(XRP)やカルダノ(ADA)など一部の通貨は「Model T」のみの対応となっています。草コインなど特定の通貨を管理したい方は、購入前に必ず公式サイトで対応状況を確認しましょう。
Trezorを見るMetaMask(メタマスク)

MetaMask(メタマスク)は、イーサリアムチェーンを基盤としたノンカストディアルウォレットです。
Google Chromeのブラウザ拡張機能やスマートフォンアプリとして提供されており、ユーザーは安全に仮想通貨を保管、送受信、交換することができます。
特徴
- 操作しやすい:DApps(Web3サービス)との連携がスムーズで、「接続」や「署名」をクリックするだけで連携ができます。
- 幅広い銘柄に対応:イーサリアムだけでなく、Polygon、Binance Smart Chain、Avalancheなど、互換性のある多くのブロックチェーンに対応しています。
- 手軽さ:無料で利用を開始でき、ブラウザ拡張機能やアプリとして提供されているので、誰でも手軽に導入できます。
イーサリアムを基盤としたトークン(ERC20トークン)やNFT(ERC-721)を管理できるのはもちろん、DEX(分散型取引所)と接続すればトークンの交換やステーキングをすることができます。
ユーザーにとって便利な一方、利用には注意も必要です。MetaMaskを安全に利用するにあたって、シードフレーズを厳重に管理する必要があります。
このフレーズはウォレットを復元する際に必要になりますが、第三者に知られてしまうと、資産が流出してしまう恐れがあります。
また、DAppsに接続する際に「許可」や「署名」が求められますが、悪意のあるサイトで安易に許可を与えてしまうと、資産が盗まれる危険があります。詐欺サイトやスキャムトークンには注意しましょう。
ノンカストディアルウォレットとは?

ノンカストディアルウォレット(自己管理型ウォレット)とは、取引所などの第三者に依存せず、ユーザー自身が仮想通貨を管理するウォレットのことです。
ノンカストディアルウォレットの仕組み
ノンカストディアルウォレットの最も重要な構成要素は、公開鍵と秘密鍵です。
- 公開鍵:銀行の口座番号のようなもので、取引相手に伝えるアドレスです。
- 秘密鍵:銀行の暗証番号のようなもので、ユーザーが秘密にして保管する情報です。
秘密鍵を紛失した場合、資金は永久に失われてしまいます。
この仕組みにより、ノンカストディアルウォレットは非中央集権型であり、ミームコインなど仮想通貨の管理において銀行や取引所のような中央機関に頼る必要がありません。
これにより、取引所がハッキングされたり、破産したり、アカウントが凍結されたりするリスクから資産が守られます。
多くのノンカストディアルウォレットでは、仮想通貨をKYC(本人確認)なしで取引できるため、プライバシーが尊重されます。
ノンカストディアルウォレットの機能
ノンカストディアルウォレットは、以下のような機能を提供します。
- 仮想通貨の保管・管理
- 仮想通貨の送受信とトランザクション管理
- 仮想通貨の交換と取引
- DAppsおよびDeFiへのアクセス
NFTの取引やDeFiでの資産運用、仮想通貨投資など、あらゆる活動の起点となるのがノンカストディアルウォレットです。豊かなWeb3の体験には、必須のツールと言えるでしょう。
ノンカストディアルウォレットとカストディアルウォレットの違い
ノンカストディアルウォレット(自己管理型ウォレット)とカストディアルウォレット(管理委託型ウォレット)の主な違いは、秘密鍵の管理方法にあります。
具体的な違いは以下の通りです。
| カストディアルウォレット | ノンカストディアルウォレット | |
| 秘密鍵の管理 | 第三者が管理 | ユーザーが管理 |
| セキュリティ | 取引所のセキュリティ対策に依存 | ユーザーのセキュリティ対策に依存 |
| 手数料 | サービスに追加手数料が掛かる可能性あり | ブロックチェーンのネットワーク手数料のみ |
| 使いやすさ | 簡単 | やや難しい |
| 凍結リスク | あり | なし |
| DeFiへのアクセス | 制限あり | 自由 |
ノンカストディアルウォレットを使えば、様々なDeFiサービスやNFTマーケットプレイスに自由に接続できます。
しかし、カストディアルウォレットでは、その取引所が対応していない限り、外部のDeFiサービスに接続することはできません。
カストディアルウォレットの利便性は魅力的ですが、Web3の真の可能性である「分散化」の恩恵を受けるには、Gem Walletのようなノンカストディアルウォレットが不可欠となります。
ただし、秘密鍵の管理などのセキュリティ対策は、自己責任で行う必要があります。
ノンカストディアルウォレットの作り方・始め方
ノンカストディアルウォレットは初心者でも簡単に使い始めることができ、5分ほどでセットアップが完了します。今回は、Best Walletを使った方法を解説します。
ノンカストディアルウォレットの作り方は以下の通りです。
- アプリをダウンロードする
- ウォレットを作成する
- セキュリティ対策を設定する
- 仮想通貨を入金する
- ウォレットを使い始める
仮想通貨ウォレットおすすめBest Walletは、簡単に始めることができます。
①:アプリをダウンロードする

まずは、Best Wallet公式サイトからアプリをダウンロードします。偽サイトを回避するため、公式のリンクからアクセスしましょう。iPhoneとAndroidの両デバイスで使い始めることができ、PCのブラウザ機能は近日公開予定です。
②:ウォレットを作成する

アプリをダウンロードしたら、初期設定を行います。本人確認が必要ないため、簡単に設定できます。PINコード(暗証番号)の設定も行いましょう。
③:セキュリティ対策を設定する

Face IDや二段階認証をオンにして、セキュリティ対策の設定をします。
また、シードフレーズの保管も厳重に行いましょう。シードフレーズは、ノンカストディアルウォレットを紛失した場合のバックアップとして使います。スクリーンショットとして保存するのではなく、紙に書き写して安全に保管しましょう。
④:仮想通貨を入金する

設定が完了したら、「トレード」から「購入」をタップして、仮想通貨を購入しましょう。対応している決済方法は通貨ごとに異なりますが、イーサリアムの場合は以下のような手段が選択できます。
- Apple Pay
- クレジットカード
- デビットカード
- Google Pay
- Revolut Pay
また、「トレード」の「受け取る」から、取引所や別ウォレットで購入した通貨を、QRコードを使って入金することもできます。
⑤:ウォレットを使い始める

仮想通貨を入金したら、準備完了です。DeFiへアクセスしたり、仮想通貨プレセール中のプロジェクトを探索したりして、Web3を体験しましょう。
なお、Best Walletは多様なアルトコインにも対応しており、イーサリアムウォレットとしても最適です。
今話題のソラナミームコインにも対応。ソラナウォレットとしても評判が良いです。
Best Walletアプリを見るまとめ
本記事では、ノンカストディアルウォレットの仕組みやカストディアルウォレットとの違い、そして具体的な始め方について解説しました。Best Walletを使うことで、簡単かつ安全に仮想通貨を管理することができます。
ノンカストディアルウォレットは、中央集権的な管理者を介さず、自分自身の責任で完全にコントロールできる画期的なツールです。
これにより、取引所の倒産やハッキングといったリスクを回避し、DeFiやDAppsなど、Web3の広大な世界へ自由にアクセスすることができるでしょう。
しかし、ノンカストディアルウォレットを使用する際は、秘密鍵やシードフレーズを厳重に保管し、不審なサイトへ接続しないよう細心の注意を払いましょう。安全な管理を徹底しながら、Web3の世界を存分に楽しんでみてください。
ノンカストディアルウォレットに関するよくある質問
ノンカストディアルウォレットとは何ですか?
カストディアルウォレットとの違いは何ですか?
一番安全なノンカストディアルウォレットは?
参考情報
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