バイナンス、人気トークン15種の上場廃止|USDCに自動変換

Binance 仮想通貨
暗号資産ジャーナリスト
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暗号通貨(仮想通貨)取引所大手のバイナンス(Binance)が12日、複数の人気トークンの上場廃止とステーブルコインのUSDCへの変換を発表した

この決定により、MoneroやBitcoin Goldを含む15のトークンが影響を受ける。仮想通貨投資家にとって、この動きは重要な転換点となる可能性がある。

バイナンスの大胆な決断

同社は9月2日より、プライバシー重視の仮想通貨として知られるMonero、ビットコインのハードフォークであるBitcoin Gold、分散型取引所のプラットフォームとして開発されたBitSharesなど、計15種類のトークンを米ドル連動型ステーブルコインのUSDCに自動変換すると発表した。

すでにこれらのトークンの入金は停止されており、ユーザーアカウントへの入金は反映されない状況だ。同社はこの決定について、市場の変化や規制環境の変化に対応するためとしているが、具体的な理由は明らかにしていない。

変換プロセスとタイムライン

バイナンスは、USDCへの変換に平均為替レートを使用すると説明している。このレートは2024年9月2日から2025年3月1日までの期間における、各トークンとUSDCの平均為替レートに基づいて決定される。

投資家が押さえるべき重要な日程は以下の通りだ。

  1. 8月19日まで:同社は影響を受けるユーザーに通知メールを送信
  2. 9月1日まで:対象トークンの出金がサポートされる(ネットワーク状況に依存)
  3. 9月2日:USDCへの変換プロセス開始
  4. 2025年3月1日23:59(UTC):変換プロセスの完了

この期間中、ユーザーはバイナンスウォレット内でこれらのトークンを表示できなくなる点に注意が必要だ。

仮想通貨投資家への影響と対応策

この決定は、対象トークンを保有する投資家に直接的な影響を与える。以下の点に特に注意を払う必要がある:

  1. 出金期限の確認: 9月1日までに出金を完了させることが重要だ。この日を過ぎると、外部ウォレットへの送金ができなくなる。
  2. ポートフォリオの再評価: 上場廃止トークンの保有状況を確認し、必要に応じて調整することが求められる。長期保有を考えていた投資家は、特に慎重な判断が必要だろう。
  3. 税務上の影響: USDCへの強制変換が税務上どのような扱いになるか、専門家に相談することをお勧めする。国によっては、この変換が課税対象となる可能性がある。
  4. 代替取引所の検討: 継続して取引したい場合、他の仮想通貨取引所を探す必要がある。ただし、バイナンスの決定が他の取引所にも波及する可能性があるため、慎重な選択が求められる。

日本版バイナンスへの影響

今回の決定はバイナンスのグローバル版に関するものだが、日本のユーザーにも無関係ではない。日本版バイナンスは、現時点では今回の決定の影響を受けないと見られるが、重要な仮想通貨取引所として今後の動向には注意が必要だ。

日本の規制環境に合わせて運営されているバイナンスジャパンが、グローバル版の決定をどのように反映させるか、今後の発表に注目が集まる。

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