米ビットコインETF、5週連続の流出ストップ|BTC価格回復

米国のビットコイン現物ETF市場は25日、前日の2億3800万ドルの純流出から一転し、2億5770万ドルの純流入を記録した。この流入額は2月上旬以来の最大規模となった。
これにより、過去5週間で計38億ドルに上った資金流出に終止符を打った。
ビットコイン価格が回復
資金流入を牽引したのは大手資産運用会社だ。フィデリティのETFに約8300万ドル、ブラックロックのETFに約7900万ドルが流入した。
この動きは暗号資産(仮想通貨)の価格回復と連動している。
ビットコインは6万2400ドル付近から6万5000ドル台へと上昇。その後も堅調に推移し、執筆時点の約6万9500ドルに達している。
なお、イーサリアム(ETH)やソラナ(SOL)などの主要銘柄も、ビットコインの上昇に追随する動きを見せている。
トレンド転換には継続的な流入が鍵
今回の資金流入の背景には、複数の要因が絡み合っている。
長期間の資金流出で短期的な売り圧力が枯渇し、市場が売られすぎの水準にあった。また、先物市場での過度なレバレッジポジションが解消されたことも、資金の再流入を後押しした。
一方で、仮想通貨市場の先行きには依然として不透明感が残る。米国の現物ビットコインETFの運用資産総額は、年初の約1170億ドルから813億ドルへと30.5%減少している。
機関投資家による売却圧力も継続している状況だ。
市場関係者は、今回の流入を本格的なトレンド転換ではなく、戦術的な動きと見ている。今後、2億ドル以上の流入が継続するかどうかが、市場の安定化に向けた重要な焦点となる。
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