OpenSea、新サービスにポイント制度採用か|ベータ版公開

NFT 仮想通貨
暗号資産ジャーナリスト
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非代替性トークン(NFT)マーケットプレイス大手OpenSeaはこのほど、12月公開予定の新サービスのベータ版を、一部のNFTトレーダー向けに公開したことが分かった。

そのNFTトレーダーのうちの1人であるJohn.weth氏は、新サービスのインターフェースの初期の様子を共有。新たなポイントシステムやプロNFTトレーダー向けのメニューの導入が紹介されていた。

ただし同氏は、新サービスはベータ版であり、今後機能は変更される可能性があると付け加えた。

「OpenSea 2.0」を構築中


OpenSeaは以前、「OpenSea 2.0」として知られる新サービスの立ち上げを発表。

暗号資産(仮想通貨)ウォレットアドレスとメールアドレスを提出することで、サービスの事前登録も開始させている。

同プラットホームは、2022年1月時点でNFT取引量全体の78%以上を占める市場最大手となっていた。

しかし、新興Blurの台頭やビットコイン(BTC)やソラナ(SOL)基盤のNFTを取り扱うMagicEdenなどの競合他社に市場のシェアを奪われている状況だ。

そのため、同プラットホームのDevin Finzer CEOは、「真の革新のため、すべてを再考し、新しいOpenSeaをゼロから構築した。」と述べた。また、事業再編の一環として従業員の半数を削減している。

関連:OpenSea、24年末に新サービス設立へ|事前登録もスタート

トークンドロップはあるのか?


共有された初期プレビューには、「XP」と呼ばれるポイントシステムや再設計されたインターフェイスなどが含まれていた。

「XP」は、プラットホームの利用率や貢献度を表す指標で、単なる数字ではないと解説されている。

XPは、ユーザー自身のプロフィールからアイテムをリストしたりコレクションを入札することで獲得ができるという。また、不正したユーザーには、ペナルティが課される仕組みも導入されている。

さらに、獲得できるXP量がブーストする「ロイヤルティプログラム」も導入されている。

24時間でXPをもっとも多く獲得したユーザーには、ポイント獲得率がブーストされる。

ブースト率は、上位10位が2.5 倍、上位11位から25位が2倍、上位26位から50位が1.5倍、上位51位から100位が 1.2倍といった具合だ。

メインタブに「シーズン1」と表示されていることから、将来の報酬(トークンドロップなど)の可能性を示唆していると言われている。しかし、その他の情報は明らかにされていない。

また、上級トレーダーを対象としたたインターフェースオプションも設置される可能性があるという。

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