米NYSE、ドージコインETFの上場申請｜ミームコイン界に変化

ニューヨーク証券取引所（NYSE）のArcaは3日、資産運用会社ビットワイズのドージコイン（DOGE）上場投資信託（ETF）の上場および取引を可能にする規則変更提案を米証券取引委員会（SEC）に提出した。

ビットワイズのドージコインETFは、デラウェア州の法定信託として構成され、投資家が直接保有することなくドージコインへのエクスポージャーを提供することを目指している。

今回の提案は、Arcaの商品ベースの信託株式を規定する規則（8.201-E）に基づいており、提案番号SR-NYSEArca-2025-19として登録されている。

ドージコインETFの仕組みと管理体制

今回申請されたETFは、実際のドージコイン資産を保有し、その純資産価値（NAV）をCFベンチマークス社が発行する「CFドージコイン・ドル決済価格」という標準化されたベンチマークを通じて算出。1口あたりのNAVは、保有するドージコインをこの価格指標で乗じ、負債や未収金を調整して毎日決定される。

資産管理の面では、大手暗号資産（仮想通貨）取引所コインベースのカストディ会社が資産を保管し、BNYメロンが信託の現金準備金、管理業務、および名義書換代理人の業務を担当する体制が整えられている。

また、取引時間中は「指標信託価値（ITV）」がCFドージコイン・ドル・スポット価格を使用して日中計算され、主要なデータベンダーを通じて配信される仕組みとなっている。

ミームコイン投資の新しい形

仮想通貨市場では、ソラナ（SOL）やリップル（XRP）など複数の仮想通貨ETFの申請が行われている。その中で、ドージコインなどのミームコイン関連商品の規制承認を獲得するための競争も激化している。

仮想通貨ETF市場では、今後も各社の申請が続くと見られており、投資家にとっては伝統的な証券市場を通じて暗号資産へのアクセスが容易になる可能性がある。

そのような市況下で個人投資家は、ミームコイン市場全体にバランス良く投資できる選択肢の1つとして「Meme Index（MEMEX）」に注目している。

MEMEXは、複数のミームコインに対する分散投資を可能にするインデックス型の投資手法を提供する。

MEMEXの特徴的な点は、リスク許容度に応じて4つの異なるインデックスを提供していることだ。

「Meme Titan Index」はドージコインやシバイヌなど時価総額10億ドル以上の大型ミームコイン、「Meme Moonshot Index」は成長可能性の高い新興トークン、「Meme Midcap Index」は中型コイン（時価総額5,000万〜2億5,000万ドル）、「Meme Frenzy Index」はハイリスク・ハイリターンの投機的なコインに注力している。

現在進行中のMEMEXの事前販売では、すでに340万ドル以上を調達。年間利回り（APY）が最大667％のステーキングプログラムも提供中だ。

伝統的な取引所を通じたミームコインETFの申請およびミームコイン市場が成熟するにつれ、MEMEXのような投資手法を提供するプラットフォームは重要になると考えられている。

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