グレースケール、8230万ドルのライトコイン信託をETF化へ

米国の資産運用会社グレースケールは11日、ライトコイン(LTC)の信託をETFへ切り替える届出を修正した。
ニューヨーク証券取引所アーカへ上場し、名称をGrayscale Litecoin Trust ETFへ変える計画だが、上場に必要な規則変更は2025年1月の申請から米証券取引委員会の承認を得ていない。持ち分はいまOTCQXで取引され、9日時点では純資産価値を8%下回る値がついた。
8230万ドルの信託をNYSEアーカへ
SECに提出された修正届出によると、上場後のティッカーはLTCNで、暗号資産(仮想通貨)の信託を運用するのはコネチカット州スタンフォードのGrayscale Investments Sponsors。届出はフォームS-3の修正1号にあたり、登録番号は333-290130となる。
信託の純資産価値は、米国会計基準にもとづく6月30日時点で8230万6589ドル、1持ち分あたり3.39ドル。9月9日のOTCQXの終値は4.01ドルで、純資産価値を8%下回る水準にとどまった。6月30日時点の割安幅は7%だった。
現物での設定・償還には別の規制上の承認が必要で、得られるかどうかは届出に示されていない。1万持ち分のバスケットを作るのに要するライトコインは、6月30日時点で811.9120LTCとなる。
上場申請は1年7カ月あまり承認待ち
ニューヨーク証券取引所アーカは2025年1月24日、ライトコイン信託の持ち分を上場するための規則変更をSECへ申請した。届出の時点でこの申請は承認されておらず、信託側も承認の時期や可否について見通しを示していない。届出が効力を持つのは、承認が出るか、上場基準の一般ルールが整ってからとなる。
グレースケールはビットコインETFと同じ枠組みをアルトコインへ広げてきた運用会社にあたる。ライトコイン信託の保管はCoinbase Custody Trust Company、プライムブローカーはコインベース、事務管理と名義書換はバンク・オブ・ニューヨーク・メロンが担う。
価格の算出に使う指数には、バイナンスやクラーケン、OKX、ジェミナイなど海外の仮想通貨取引所が採用された。指数価格は2021年7月からの5年間で40.04ドルから275.50ドルの幅で動き、平均は90.86ドル。直近12カ月は40.04ドルから130.23ドルの範囲にとどまっている。