大手AIエージェント仮想通貨が30%急落｜新しい仮想通貨に期待

人工知能（AI）エージェント関連の暗号資産（仮想通貨）Eliza OS（AI16Z）はこのほど、一時24時間ベースで30%以上の下落率を記録した。

同プロジェクトは、AIエージェントの作成・運用を容易にするオープンソースのフレームワーク。コミュニティ主導の分散型自立組織（DAO）としてAI投資戦略を推進する。

トークン価格の下落は、仮想通貨市場全体が2024年米大統領選後の「トランプラリー」が勢いを失い、ミームコインおよびAI仮想通貨分野全体に大きな売り圧力がかかっていることが要因と考えられている。

AI16Zが大幅に下落

同プロジェクトは2025年に入り、大手ファンドAndreessen Horowitz社（a16z）との法的な問題を懸念し、「ElizaOS」へのリブランドを発表。また、ソラナ（SOL）ブロックチェーンへの展開も実施している。

しかしAI16Z価格は、急激な下落に見舞われており、年初来で-82.8%、過去30日間で-86.8%の下落を記録している。

ミームコイン市場も下落

また、ミームコイン市場の時価総額も、12月から1月にかけての最高値からほぼ半減している。この分野の主要コインであるドージコイン(DOGE)、ペペ(PEPE)、シバイヌ(SHIB)も年初来でそれぞれ19.2%、27.3%、48.8%の下落を記録している。

これは、トランプ氏のメキシコやカナダとの貿易戦争開始の決定が投資家のリスク回避姿勢を強め、ビットコイン（BTC）やイーサリアム(ETH）などを含む仮想通貨市場全体に影響を与えている。

そのため、固有の実用性を持たずリスクが高いとされるミームコインにも、下落の波が押し寄せている。

新しい仮想通貨に資金流入

一方で、「MIND of Pepe（MIND）」のような新しいAI仮想通貨への資金流入が見られている。

MIND of Pepeは、XやRedditなどのプラットフォームでミームコインに関する生産的な対話を行い、強固なソーシャルメディアプレゼンスを構築することを目指している。

MIND of Pepeは現在、MINDトークンの事前販売を実施しており、開始から22日間で530万ドル（約8億円）を調達している。

MIND of Pepe公式サイトを確認する