ライトコイン、一週間で27%上昇｜ETF承認期待が上昇後押し

ライトコイン（LTC）の価格は16日、過去7日間で27%の上昇を見せ、136ドルまで上昇した。

ライトコインETF承認期待が上昇に影響

この上昇の主な要因は、米国証券取引委員会（SEC）がライトコインのスポットETFを承認する可能性が高まったことにある。

市場の期待が集まり、ライトコインは2024年の最高値である146ドルに接近した。

予測市場のPolymarketによると、SECが2025年にライトコインのスポットETFを承認する確率は88％に達しており、今年初めの42％から大きく増加した。

この変化は、ライトコインETFの申請を行っている資産運用企業、例えばグレースケールやカナリー、コインシェアーズにとって追い風となっている。

ライトコインETFの承認を巡る見通し

ライトコインがビットコインのハードフォークとして誕生したプルーフ・オブ・ワーク（PoW）型の暗号資産（仮想通貨）であることが、SECの承認に有利に働くと見られている。

ビットコインとライトコインの違いは主に供給量にあり、ビットコインは最大供給量が2100万枚、ライトコインは8400万枚に設定されている。

このため、SECが2024年にビットコインETFを承認したことを踏まえれば、ライトコインETFを拒否する理由は見当たらないと専門家は予想する。

ビットコインETFが成功を収めたように、ライトコインETFも仮想通貨市場における流動性を向上させ、投資家の関心を集めることが期待される。

ただし、SECの最終的な決定に時間がかかる可能性もあり、市場動向には引き続き注視が必要だ。

【2月17日最新】ライトコイン（LTC）の価格分析

ライトコイン（LTC）は、主要仮想通貨と同様に、2024年の市場全体の強気相場で順調に値を上げた。現在、1LTC＝124ドル付近で取引されている。

2023年から2024年にかけて、ライトコインは45ドルから115ドルのレンジ内で推移していたが、2024年10月に115ドルを突破。

約2年7ヶ月ぶりに重要なレジスタンスラインを上抜けた。

この突破により、LTCは週足チャートでゴールデンクロスを形成し、長期的な上昇トレンドの発生を示唆している。

その後、1月下旬には市場全体の弱気相場の影響を受け、一時的な大幅下落が見られたが、長期移動平均線がサポートとして機能し、価格は反発。

これにより、LTCは再び上昇基調を取り戻しつつある。

日足チャートでは、2024年10月以降のゴールデンクロス形成が示す通り、現在も上昇トレンドを維持している。

今後注目すべき価格帯は、2024年12月に記録した147ドルの直近最高値だ。この水準を日足実体でブレイクすると、上昇が加速する可能性が高い。

しかし、現状では130ドルから140ドルの高値圏で4度反落しており、短期的には押し戻されるリスクも抱えている。

このまま高値圏から反落し、100日移動平均線を下抜けると、一時的な下降トレンドに転じる恐れがある。

その場合、LTCは2月3日に記録した最安値の80ドル付近まで下落する可能性があるため、注意が必要だ。

ライトコイン（LTC）価格のキーポイント

• 長期的には、2024年10月のゴールデンクロス形成が示す通り、上昇トレンドは続くと予測されるが、短期的な調整局面には警戒が必要。
• 147ドルを日足実体でブレイクすると、上昇トレンドが加速する可能性が高い。
• 130ドル～140ドルの高値圏から反落し、100日移動平均線を下抜ける場合、短期的な下降トレンドが発生する可能性がある。
• 日足サポートライン（100日移動平均線）が価格反発の鍵となる。

免責事項：本記事の価格予測は、入手可能なデータやトレンドに基づいたCrypto News Japan独自の相場分析を示したものであり、投資アドバイスを構成するものではありません。暗号資産は変動が激しく、将来価格の確実な保証はできません。資金の一部または全額を失う可能性があることを理解した上で、必ずご自身の調査およびリスク許容度に基づいて投資判断を行ってください。