テザー、人民元連動ステーブルコイン「CNH₮」サポート終了へ

ステーブルコイン発行大手のテザー社は20日、オフショア人民元に連動する暗号資産(仮想通貨)「CNH₮」のサポート終了を明かした。
新規発行は即時停止されており、発表から1年後の2027年2月には償還サポートも完全に終了。
需要不足と市場環境の変化を受けた判断で、保有者にはできるだけ早い償還手続きを呼びかけている。
2段階で進む廃止プロセス
テザーの公式発表によると、廃止は2段階で実施される。
第1段階として新規発行は即時停止済みで、第2段階として2027年2月に償還サポートが完全に終了する。
償還期限が近づいた時点で改めてリマインダーが発行される予定だ。
移行期間中、保有者は既存の利用規約に基づいてトークンを償還できる。
同社は期限を待たず、できるだけ早く手続きを行うよう促している。
CNH₮は2019年9月にイーサリアムブロックチェーン上でローンチされたステーブルコインで、国際取引での活用が期待されていたが、利用水準は一貫して低いままだった。
需要不足と規制圧力が廃止の決め手に
テザーは廃止の理由として、市場における需要の不足と運用コストのバランスが取れなくなったことを挙げた。
CNH₮の利用水準は他のアルトコインと比較して低く、コンプライアンス維持に必要なリソースを正当化できなかったとしている。
規制圧力の強化も製品継続を困難にする要因となった。
同社の主力製品であるUSDTの時価総額は現在1836億ドルで、需要の高い製品にリソースを集中させる戦略の一環として今回の判断が下された。
テザーは今後もコアステーブルコインの流動性強化とトークン化インフラの拡充を進めると述べた。
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