イーサリアム財団、7万ETHのステーキング開始|売り圧力減か

イーサリアム財団は24日、保有するイーサリアム(ETH)の一部をステーキングする新たな取り組みを開始した。
同財団は初期デポジットとして2,016 ETHを預け入れた。
最終的な目標として、合計約7万ETHをステーキングする計画だ。
これは財団が保有するイーサリアムの約38%を占めており、残りの資産はオフラインで安全に保管されている。なお、財団が管理する総資産は3億7100万ドルに上る。
この活動から得られる報酬は、プロトコルの研究開発やコミュニティへの助成金などに充てられる。
年間収益360万ドルへ
今回の取り組みには、オープンソースのインフラツールが採用された。複数の地域に署名者を分散させることで、単一障害点を排除しシステムの回復力を高めている。
非中央集権化というイーサリアムの核となる価値観に沿ったアプローチとなっている。
同財団は1月下旬に『適度な緊縮』モードへの移行を発表していた。
年間支出を現在の15%から2030年までに5%へ段階的に削減する方針を示している。
今回のステーキングによる利回りは約2.8%で、年間約360万ドルの報酬を生み出す見込みだ。
ステーキング戦略の背景
これまで財団は運営資金を確保するためにイーサリアムを定期的に売却していた。そのため、コミュニティからは市場の売り圧力に対する懸念の声が上がっていた。
自立的な収益源を確保することで、今後のトークン売却の必要性を排除する狙いがある。
また、イーサリアムのヴィタリック・ブテリン共同創設者も2月上旬から自身の資産を売却している。
オープンソースソフトウェアやバイオテクノロジーなどのプロジェクトに約4300万ドルの資金を提供した。
財団と個人の動きが連動し、エコシステムの長期的な発展に向けた資源配分が進められている。
現在のイーサリアム価格は約1,800ドルで推移しており、過去1ヶ月で38%下落している。
財団の新たな財務戦略は、市場の売り圧力を軽減し、価格の安定化に寄与することが期待されている。